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自作を語る 第15回 石川えりこ さん(絵本作家)

 【5月5日、子どもの日!!
自作を語る 第15回 石川えりこさん(絵本作家)】

  

 

絵本作家・石川えりこ さんご自身による、
「自作を語る」です。どうぞ!!!

 『ボタ山であそんだころ』(福音館書店)石川えりこ

 

  はじめての作絵の絵本が、この本です。それまでは、挿絵を描いていました。行間に隠れている作者の思いを読み解き、自分の世界に持って行くのが楽しくてしかたありませんでした。それはいまもおなじなのですが。
  20代の頃「ゆうれい橋」という題名で『月刊絵本』すばる書房(今はもう無いのですが)の新人絵本賞に投稿しました。
審査員は今江祥智氏、瀬田貞二氏、田島征三氏、古田足日氏、若山憲氏と今では考えられない方々でした。田畑精一氏や長新太氏も参加される事もありました。
  私の出した「ゆうれい橋」は力及ばず佳作。優秀賞2作のうちの一冊が「はせがわくんきらいや」でした。その時の選評で、田島征三氏と古田足日氏から厳しくもあたたかい課題をいただきました。
  授賞式には古田足日氏が会いにきてくださり、お話しする事もできました。
  稚拙で充分でなかった作品への課題は、重く大きく心の中にずっと、しこりのように残っていました。絵本と関わり続けながら、この大きな課題の再提出を考えていました。
  まずこの描きたいテーマの絵を個展で発表しました。幸い福音館書店から出版していただく事になり、講談社の賞までいただきました。
  いままで挿絵を描いていた自分と、『ボタ山であそんだころ』を描く自分の違いは、はっきりしていました。挿絵を描いている時にはおとなの私の視線でしか物語を捉えていなかったのです。この作品の絵は考えるよりも自然に手が動き、描き進めていく私は、まさに話の中にいる「子ども」でした。身長も視点も子どもの頃の私になっていました。
  そうなると、記憶が溢れ出し、こぼさない様に描き進めるのに手が追いつきませんでした。
  この一冊を描く事の経験が、今の作品作りの基本になっています。
  いつでも小さなころの自分に帰って行くことを、若い頃の私に教えてくれたのは『月刊絵本』の熱い熱い時代を作ってくれた絵本作家達。幸せな時代にいた事に感謝しています。  (石川えりこ・絵本作家)

 

【ここからは石川えりこさんにミニインタビューです! 前編】

 

(1)古田足日氏の課題の「再提出」をすることに踏み切れたきっかけは、どのようなものだったのでしょうか。具体的にはどんなことに確信、あるいは自信が持てたのでしょうか。

 

石川:古田足日さんより田島征三さんからの課題ですね。書き方が悪かったです。
確信も自信も未だにありません。「描きたい」という気持ちがコップから溢れたからですね。

 

(2)「小さなころの自分に帰って行く」と書かれていますが、これは当時見たことや感じたことがご自身の絵本の世界を創っていく、ということでしょうか。もう少しだけご説明いただけますか。

 

石川:何も難しいことでは無く、小さな頃の自分にワープするのです。

 

(3)石川先生がこれから描きたい「作絵絵本」は、どのようなものでしょうか。題材やテーマ、「小いころの自分」の記憶などで、いま関心をお持ちのものを1つ、教えていただけますか。

 

石川:いろんな事に興味や関心があります。一つって難しいなぁ〜

 

※続きは「ミニインタビュー後編」へ続きます

http://zorotai.honmachihiro.com/?eid=214

 

※2017年5月5日から、ブックハウスカフェ(東京・神保町)で、
【石川えりこ絵本原画展】が始まります。あわせて、お楽しみいただければ幸いです。

詳しくは、ブックハウスカフェのサイトおよびFBページをご覧ください。

http://www.bookhousecafe.jp/

 

(実は、ぞろ目の管理人(なかの人)が、「自作を語る」を石川さんにお願いしたときには、原画展のこと、知らなかったんです。最近、伺って、ほんと偶然で、びっくりしました!)

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