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『1つぶのおこめ』

 お父さん童話作家 原 正和さんからの、
8月8日、児童文学ぞろ目の日!

『1つぶのおこめ』
デミ作

さくまゆみこ訳 (光村教育図書)

 


  今回ご紹介するのは,「1つぶのおこめ」(デミ作,さくまゆみこ訳,光村教育図書)です。
 わるい王様をこらしめるため,ラーニは知恵をしぼります。そして,今日は一つぶ,明日は二つぶと,前日の倍のお米を30日間くれるよう,王様に約束させました。なんだそんなことかと承知した王様。でも30日後,ラーニがもらった米つぶは,いったい何つぶになったでしょう。
 「自由に想像しなさい」と言われても、それはなかなか難しいことです。世界のことをただ漠然と思い描くより,世界がどれほど広くて,何人の人が暮していて,動物がどれぐらいいて、作物は毎年どれほど実るのか。毎日、何人の赤ちゃんが生まれてくるの? 数字を使って考えることで,想像力は無限に広がります。王様にだまされたり、ごまかされたりしないためにも、世の中のだいたいの数を知り,数字を上手に使って物事を考えることはとても大切です。
 さて、ラーニが30日後に受け取ったお米は、あわせて何つぶになったでしょう。こたえは10億7000万つぶ以上。これがいったいどれほど多いのかわかりますか。らくだが運んだら、何頭分? ぞうが運んだら何頭分? 想像してみてください。
(原 正和)

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