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『10代からの情報キャッチボール入門

ほんまちひろさん(絵本作家)からの、
3月3日、児童文学ぞろ目の日!

『10代からの情報キャッチボール入門
使えるメディア・リテラシー』
下村健一 著 (岩波書店)

 

 

この本の著者の下村健一さんは、小学5年生の国語教科書に「想像力のスイッチをいれよう」という文章もお書きになっていて、流言飛語に振り回されないために、まさに「想像力」を活かそう!という。

 

現実をとらえることと、想像することは、
相容れないことのようにも、見えるが、

実はそうではなくて、
「メディアリテラシー」には「想像力」が大切、という考え。

 

それは、私に、とても大事な示唆を与えてくれた。
物語や詩、音楽や美術、自然体験、子どもの情操を育むあらゆることが、「メディアリテラシー」に繋がっていくのだと思うと、その重要性とこれからの方向性がみえてくるし、
また、過去にさかのぼっては、戦時中、子どもたちに与えられた本や歌が、戦意高揚という戦争協力をしてしまった歴史を反省する時、
もし、あの時代に「メディアリテラシーの感性」があったらどうだっただろうかと考えると、そこからも、今とこれからがみえてくる。

 

この本の直接的な内容からは離れるかもしれないが、
読んだ後、私なりに考えたことを、すこし紹介したい。

 

「月でうさぎがモチをついている」というお話と「月は球体で地球の周りをまわっている」というお話。
今、この二つのはざまで私たちは暮らしているのだと思う。

そのどちらかを選び、片方を否定する人もいるかもしれないが、私は、それぞれのお話の「ホントウ」を意識して、楽しみながら、子どもたちと向き合っていきたい。

それは命に、繋がっていくのだと思うから・・・。
なんて書くと、大げさだと思われるかもしれないが、私は、大げさだとは思わない。

(ほんま ちひろ・絵本作家)

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