こんにちは、「ぞろタイ」です!毎月ぞろ目の日を「児童文学ぞろ目の日!」として、児童書の作り手や届け手、絵本や児童文学を心から愛する人たちが、イチオシの児童書を紹介していきます。
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今回ご紹介するのは、
もりやまみやこ作、つちだよしはる絵の
「きいろいばけつ」(あかね書房)です。
子どものころ、お気に入りだったおもちゃ。
いとこにもらった大昔の矢じり。
家族で海に行った時に拾ったきれいな貝がら。
みんな、こわれてしまったり、だれかにあげたり、
なくしてしまったりしたものなのに、
重さや手ざわりを覚えているから、
今でも思い出して、心のなかで遊ぶ。
自分だけのものにするって、
所有しているかどうか ではないんだなって思う。
こんすけ君にとってのきいろいばけつも、
そういうもの。
このお話を読むと、
子どものころに大切だったもののことを
思い出します。
(お父さん童話作家 原正和)