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『ありさん あいたたた・・・』

 ほんまちひろ さん(絵本作家)からの、
4月30日、ゴールデンウィークの児童文学ぞろ目の日!

『ありさん あいたたた・・・』
ぶん/ヨゼフ・コジーシェック...
え/ズデネック・ミレル
やく/きむら ゆうこ (ひさかたチャイルド)

 

 

元気なありさんたちをあちこちで見かける季節になりました。
私は、ありの動きを観察するのが、けっこう好きです。
バスを待っているときに、ありを見ていると、
そこにはけっこうな、ドラマがあって、
バスに乗りそびれそうになったりします。おっとっと。

 

さて、きょう、ご紹介したい絵本は、こちら!

 

ありさん、泣いています・・・。

 

なんと、この絵本のありさん、
ぎっくりごしになってしまったのです!

そりゃ、そうでしょうよ。
この松葉の束は、余りにも、重すぎでしょう!?

 

ぎっくりごしのありさんを
仲間のありさんたちが、
音楽を聞かせてあげたり、ふーふーしてあげたり。
やさしく看病する様子も、かわいくて、
あまえっこ全開のありさんも、かわいくて。

 

ただ、もう、
ただ、もう、
かわいくて、大好きな絵本です。
(ぎっくり腰にはなりたくないけど)

 

え?
「かわいいというだけで、絵本をすすめるな!」ですって?! (おっとっと)

いえいえ、全12ページで、1ページに文章が2行だけの
とっても短い絵本ですが、文も絵も、ほんとうに奥が深い絵本なのです!

 

う〜んと、え〜と、、、、
たとえば、教育的な配慮で言えば、
元気な子どもたちというのは、ときどき、
周りの大人の体が不死身だと思っている方もいるかもしれないので、
こういう、重すぎる荷物を持っただけでも、
腰は、痛めるのだということを、
わかっていただくのにも、いいかも?と、思います!!

 

そして、腰が痛い人には、
やさしくするもんだということも、
子どもたちに教えておくのも、とても大切ですよね!!!

 

え?
「私の腰痛のことなんて、いいの。孫はこれから、お受験が控えているんです!」ですって?
そういう方は、このありちゃんのぎっくり腰をテーマに、労災について、デイスカッションするのも、いいかもしれません!

 

え?
「孫よりも、最近目じりにできたシワが気になる!」ですって?
ああ、ぜひ、この絵本を読んで、にっこりしてください。
加齢のシワは、笑いジワでかくしちゃいましょう!

 

とにかく、とにかく、おススメのかわいい絵本なのです!
この絵本を読まない理由を、逆に教えていただきたいくらい!

 

さあ、春の連休、お孫ちゃまたちが遊びに来る、
おじい様、おばあ様、どうぞ、無理せず、腰をお大切に!

 

すっかり元気になったありさんみたいに、
皆さま、どうぞ、お元気で、よきゴールデンウイークを!

 

追記:翻訳のきむらゆうこさんから、教えていただきました。
チェコでは、この絵本の原題Polamal se mravenecekを、ソラで言える人が多くて、子どもにころに病気で寝込んだときなどに、枕元で大人が唄ってくれた、という思い出を持っている方が多いそうです。寝込むのは大変だけど、唄ってもらったという記憶、、、素敵なことだな、と、思います。

 

(この絵本は、出版社では品切れ中ですが、絵本専門店などには、まだあるかもしれません。もし、見つけたら、それ、貴重です。
図書館にはきっとあります。再版されますように♡)

 

(ほんまちひろ・絵本作家)

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