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『がちゃがちゃ』

お父さん童話作家 原正和さんからの、
7月7日、児童文学ぞろ目の日!

『がちゃがちゃ』
作・伊藤秀男 
(福音館書店 こどものとも2009年8月号)

 

東京の言葉では、気持ちを十分に表現できないことがある。それは、東京の言葉が不足しているというのではなくて、自分が幼児期に言葉と結びつけてきた気持ちが、こっちだとどれになるのかよくわからない。
「がちゃがちゃ」は、会話文のところが、尾張弁で書かれている。作者は自分の十分な気持ちを表現するためにそうしたのだろう。字で見ると東京の言葉のようなところも、声に出して読むと全然違う。するとやはり、伝わる気持ちも違う。
目で読むだけでは十分伝わらない。声に出したものを聞くことが大切。声を出して、「がちゃがちゃ」を読んでいると、子どもの頃、夜に虫取りをした時の、草のにおいがしてくる。
(がちゃがちゃはクツワムシのことです。)

(お父さん童話作家 原正和)

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