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【自作を語る第27回:ナカオマサトシさん】

 

11月の「自作を語る」は、
絵本作家のナカオマサトシさんに、

ご著書『ようかいでんしゃ』

作・ナカオマサトシ 絵・ドーリー(ポプラ社)

をご紹介いただきます!!

  

 

 

 

【自作を語る ナカオマサトシさん】

『ようかいでんしゃ』
ナカオマサトシ・作 ドーリー・絵 (ポプラ社)

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 私は和歌山県出身で絵本の文章を書いているナカオマサトシと申します。
絵本作家というと、絵が上手! と思われるのですが、私の専門はお話で、絵は描いていません。

 今回ご紹介させて頂く「ようかいでんしゃ」は、地元の和歌山県田辺市龍神村を舞台にした絵本です。今年の夏に「わかやま絵本大賞」で1位に選ばれました。

 ところで、和歌山県がどこにあるかご存知でしょうか? まず日本地図を思い浮かべてください。次に、大阪府を思い浮かべてください。はい、その下が和歌山県です。太平洋に向かって飛び出た部分を紀伊半島といい、本州最南端の和歌山県は、黒潮の影響を受けて、温暖な気候が特徴です。

 そして、地元の田辺市は、大阪から特急電車で約2時間30分。そこから、車で約1時間半かけて辿り着くのが、「ようかいでんしゃ」の舞台となった龍神村で、祖父母が住んでいたところです。

 今でこそ、整備された道ですが、昔は曲がりくねった山道を約2時間30分、まだ幼いナカオ少年は、毎回車酔いし、祖父母の家につくころには疲れ果てていました。途中で、ひょっこりお猿さんに出会ったりもしました。

 今でも、あの頃の記憶は鮮明に残っていて、家の周りを歩いている山蟹、青い空、目の前には田んぼ。この龍神村の景色を絵本で、伝えることができたらと思ったのが、「ようかいでんしゃ」を作りたいと思った、最初のきっかけです。

 当時から、もし龍神村に電車が¬通っていたら、どんなに素敵だろう。と思っていたので「龍神村行き電車」に乗って、男の子が初めてのひとり旅をする! というテーマで絵本作りがどんどん進みました。

 見返しには、オリジナルの路線図が登場し、名産にちなんで「うめぼし山」「みかん畑」。それから、地元の人なら誰もが知っている地名まで盛り込みました。

 昨年は、龍神村のお祭りに呼んで頂き、読み聞かせ・絵本のテーマソングを披露させて頂き、龍神村の人たちと一緒に、絵本を楽しむことができました。

 余談ですが、龍神村には、お肌がつるつるになる『日本三美人の湯・龍神温泉』があります。皆様「ようかいでんしゃ」を片手に、龍神村に足を運んでみませんか。
(ナカオ マサトシ)

 

***ここからは、ナカオマサトシさんにミニインタヴューです!***

 

‖膺邑け、あるいは読み物ではなく、「絵本」の作家を選ばれたのはなぜでしょう?

 

 デビューさせてもらってから、いろいろな人に尋ねられ、その時に初めて気づいたのですが、子どもの頃、母親が毎晩、寝る前に絵本を読んでくれていました。
 その絵本の時間が毎日の楽しみだったので、子どもの頃から絵本が大好きだったんだ! と、その時に気がつきました。
 ですので、どうしてか? というと、絵本が大好きだからです。

 

∋劼匹發妨けた映像の仕事も経験されていますが、「絵本」で表現することの面白さは、どのようなものでしょうか?

 

 絵本は、テレビとは違い、ページをめくる面白さ。1ページ1ページ、ページをめくるごとに、広がる世界で、コミュニケーションも生まれます。それは、やっぱり絵本独特の面白さで、大好きです。

 

子どものころの、龍神村での、とっておきの思い出を教えてください。

 

 祖父母の家のすぐ下には、田んぼが一面に広がっていたので、そこに生きる、タガメやゲンゴロウをとって遊んだことが一番の思い出です。そして、とても大切な体験だったんだなぁ、と今となっては実感しています。

 

ず8紊癲地元を創作の拠点、もしくは作品の“舞台”としていく予定ですか?

 

 地元の和歌山県は、たくさんの魅力があります。海も山も、古道も温泉も、美味しいご飯も。ですので、また絵本としてもいろいろなテーマでチャレンジしてみたいです。そして、全国の皆さんに、和歌山の元気をもっと知ってもらいたいと思っています。

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ナカオマサトシさん、ありがとうございます!
そして、和歌山絵本大賞1位おめでとうございます!

おいわい祭りが、12月1日(土)にブックハウスカフェで開催されます! お気軽にご参加ください

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