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『あいたくなっちまったよ』

ちょこりん さん(公共図書館司書)からの、

6月6日、児童文学ぞろ目の日!

『あいたくなっちまったよ』
作/きむらゆういち 絵/竹内通雅 (ポプラ社)

 

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何かの時に無性に会いたくなるのは、家族? 恋人? 友だち? 飼い犬や飼い猫?

この絵本は、大きな山猫のお父さんに見つかって、今にも食べられようとしている子ねずみのお話。

「ふん、もし、おまえが ぼくを たべようとしたらな」
「ぼくのとうちゃんが、おまえを ゆるさないぞ」

「とうちゃん? じゃ、やっぱり ねずみだろ」

「だけど ねずみなかまじゃ、とくべつ つよくて、めちゃくちゃ かっこよくて、
いつも ぼくに こういってるんだ。
『おまえを いじめるやつが いたら ゆるさない。
ぜったい おれがまもってやる』って」

「ふっ。でも ねずみだよな」

そこに現れたのは、子ねずみのおとうさん。
子ねずみは大喜びしますが、おとうさんねずみは、よれよれで見るからに弱そう。
情けない姿です。
それでも小さな木の枝を構えて、ぶるぶる震えながら山猫に立ち向かおうとします。

「だいじょうぶ? とうちゃん、ねえ、とうちゃんっていつも、すごいよね」
「――ああ、もちろんだ」

その次の見開きのページには、大きな山猫の顔。

その目の中に映っているのは、今自分の目の前にいるねずみの父子。

お父さん山猫は、急いで、自分の家に戻って行きました。
今すぐに誰かに「あいたくなっちまった」のですね。

それは誰でしょう?
本文中には描かれていません。
裏表紙を見ればわかりますよ。

(ちょこりん)

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