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『あいぼうはどこへ?   ニューヨークの としょかんに いる 2とうの ライオンの おはなし』

橋爪千代子さん(ライブラリーファシリテーター/ちょこりん)から、
5月5日、児童文学ぞろ目の日!

『あいぼうはどこへ? 
 ニューヨークの としょかんに いる 2とうの ライオンの おはなし』

文/ジョシュ・ファンク 

絵/スティーヴィ・ルイス
訳/金柿 秀幸 

(イマジネイション・プラス)

 

―――――

ニューヨーク公共図書館は、1895年に設立された、アメリカで最も有名な歴史のある図書館です。4つの研究図書館と88の分館があります。
この絵本は、そのニューヨーク公共図書館のメインの館(マンハッタンの5番街)でのお話です。

物語の主役は、図書館の入り口にいる2頭のライオン。
入り口に向かって左(南側)にいるのがペイシェンス(「忍耐」という意味)で、右側(北側)にいるのがフォーティチュード(「不屈の精神」という意味)です。
この2頭の名前は、1933年大恐慌の時に、当時のニューヨーク市長がつけたそうです。

ペイシェンスは、なぜかたくさんのお話を知っているライオンでした。
寒い雪の夜、暑い昼下がりに、ペイシェンスがフォーティチュードに話してくれるのは、あひるの子やお月さま、洋服ダンスやボタンの楽しいお話。
それはそれは、フォーティチュードにとって面白いものでした。

ある日の夜明け前、ペイシェンスが持ち場を離れ、どこかへ行ってしまいました。
ペイシェンスは、夜の間、時々こっそりと図書館に入ってしまうことがあるのです。
2頭の役割は、図書館を守ること。
図書館の開館時間までには、2頭が揃っていなくてはいけません。

フォーティチュードはしかたなく、ペイシェンスを探しに図書館の中に入って行きました。
図書館の建物は巨大で、部屋がたくさんあります。
あちこち探しまわりましたが、ペイシェンスは見つかりません。

その時、なんだか楽しそうな部屋を見つけました。
そこは、児童書のコーナーでした。
有名なお話を書いたセンダックやライラント、ヨーレンやピンクニー、ブルームの本が棚に並んでいました。

フォーティチュードは、ついにその部屋でペイシェンスを見つけました!

そしてペイシェンスの秘密をその時初めて知ったのです。

(橋爪千代子/ちょこりん)

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